諸岡・板付・三筑の歯科「ビオラ歯科医院」

福岡市博多区諸岡の歯科医院
一般歯科・歯科口腔外科・小児歯科

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お知らせ

むし歯について

2022年05月05日

今回はむし歯の進行について書いていこうと思います。

歯科検診でよく『C』と言われるのがいわゆるむし歯になります。

そのむし歯も5つに分類することができます。むし歯の小さい順番から言っていくと

①C0

歯の表面のエナメル質が溶けはじめ白く濁っている状態で自覚症状はありません。経過観察で様子を見ることがよくあります。

②C1

歯の表面のエナメル質が更に溶けはじめ少し穴があいてきている状態でその下にある象牙質まで進んでいない状態です。若干しみることもあるかもしれませんが、痛みはまだありません。多くの場合はむし歯を削ってレジン(歯科用プラスチック)を詰める治療をします。

③C2

エナメル質の下にある象牙質までむし歯が進んでいる状態で歯髄(歯の中にある神経)までは進んでいない状態です。多くの場合はレジン(歯科用プラスチック)やインレー(保険内であれば小さな銀歯)で虫歯があった部分を詰める治療をします。

④C3

むし歯が歯髄(歯の中にある神経)まで進行している状態でよく何もしなくてもズキズキ痛みが出てきている状態です。ただ歯の根の治療をすればまだ歯をクラウン(保険内であれば大きな銀の被せもの)で被せる治療をします。

⑤C4

むし歯で歯の大部分が溶けてなくなっている状態で歯髄(歯の中の神経)が死んでいる状態で痛みがなくなりますが、歯根(歯の根っこ)の先に膿が溜まるとまた痛みが出てきます。多くの場合は抜歯が必要で、抜歯後はブリッジや入れ歯、インプラントによって失くなった部分の歯の機能を回復していく治療をします。

むし歯が小さいほど治療も簡単でむし歯が大きくなると治療も大変になり治療期間も長くなります。なにより自分の健康な歯にはかなわないばかりか大がかりな治療になった場合将来またなにか問題が出てくる可能性が高くなってしまいます。そのためにもできるだけ歯に関しては『早期発見早期治療』を心掛けてもらえるといいと思います。できるだけ自分の歯で食事をしていくためにも歯科検診やメンテナンスを習慣化してみてはいかがでしょうか。

ビオラ歯科医院